自分の話

2025年1月からは中目黒に引越してきました。5か月目に入りました。自由が丘から継続して来院してくれている患者さんは7割くらいです。ありがたいことです🙏

中目黒ではじめましての新患さんも徐々に来院していただいていますが、まだまだ人数が少なく「どこの馬の骨がやっている鍼灸院なのかわからない」と来院につながらないと思いますので自己紹介をしようと思います。

鍼灸院としては「深く刺して筋肉を刺激する」針施術をしています。深部の凝り固まった筋肉を狙って刺します。マッサージなど手では届かない深い部位を刺激します。

当院はひとり鍼灸院です。私がすべて一人で営業しています。私は男性で太ったおじさんです。今の時代はこういうことも書いておいた方が患者さんが院を選ぶ時の材料になるそうです。男性はイヤ、デブはイヤという方も過去におりました(施術家歴がながくなるといろいろなことを体験するのですよ)ので先に書いておきます。

なぜ施術家の道を歩みはじめたのかについて簡潔に一言でいうと「格闘技が好きだから」です。今現在は鍼の大師匠浅野周先生が常日頃からおっしゃる「我々の仕事は社会貢献である」という教えを胸に日々精進していますが、20代前半の私は格闘技が好きなのでそういう選手をみたいと思っていました。

小学校で水泳と剣道と相撲、中学から柔道を大学までやりました。水泳は最低限溺れない技術を身につけたら卒業し、剣道は父親がやっていたこともあり警察署の剣道教室に通っていましたが、面をつけれるレベルになると顔がかゆくなっても面が邪魔で掻けないのが嫌で辞めました。相撲は小学生相撲大会がある時期だけ限定で練習して大会にでるという程度の部活でした。

一番最初のきっかけを思い出すと、小学5年生のときに友達のソメヤ君の家に遊びに行った時にテレビでプロレスを見て衝撃を受け、覚醒したように思います。当時の記憶ではグレート・ムタの毒霧やタイガージェットシンのサーベルを長州力がねじ曲げた迫力あるシーンが脳裏に焼き付いているように思います。そこからはもうプロレスに魅了されて虜になり現在に至ります。プロレスラーに憧れて少しでも同じようなことができるのでは?と興味を持ち中学からは柔道部に入り、高校、大学と柔道をやりました。取っ組み合ったりねじ伏せたり、ねじ伏せられたり、顔も痒い時にかけるので、柔道はとても肌に合っていたように今になって思います。柔道の練習は厳しく辛い思い出ですが、よい仲間や指導者の先生に恵まれたおかげで高校では関東大会まで、大学では全国大会に出場できました。

大学を卒業しても柔道を継続したい気持ちがあり、父も警察官であり、公務員は親方日の丸で安定しているという家族の勧めもあり、警察官になろうと思っていました。しかし当時は就職氷河期の過去1、過去2といわれる世代でした。柔道しかやってこなかった学生生活だったので公務員試験に受かるはずもなく、警察官にはなれませんでした。

では、何をやりたいか?と考えたときに、まわりを観ると柔道の道場の先生は、昼は接骨院、夜は道場の先生という人が多く、怪我をした時に助けてもらったことを思い出しました。俺も柔道や格闘技の選手をサポートしたい!と思う気持ちに気づきました。

そこでまずはトレーナーになろう!と思いました。2000年代当時は総合格闘技PRIDEというガチンコの格闘技が大流行していて、もちろん私も大ファンでした。関東圏で開催されたPRIDEは全て生観戦に行っていました。地方はスカパー観戦。そのブームに乗ってかPRIDEがトレーナーを育成する私塾の1期生を募集するという企画がありました。プライド公認ボディデザイナー養成塾という1年間勉強して米国のNSCA-CPTというパーソナルトレーナーの資格取得をめざす私塾です。そこでいろいろ勉強をして資格を取得しました。

体を作る・鍛える・トレーニングのやり方を教える。という資格をゲットし知識や技術を身につけて市営体育館でバイトをしていました。
時給800円。資格を取ってから気づく「あれ!?このまま一生時給800円か?」

今一度よくよく考えると、柔道の先生は接骨院をやるために必要な「柔道整復師」という国家資格を持っています。そしてケガをしたときに治す技術で接骨院を経営しているのです。自分の人生を長い目でみると絶対に国家資格である柔道整復師を取った方が良いということに気づきました。

そして柔道整復師の資格を取るために三田線の西台駅にあった大東医学技術専門学校という専門学校で3年間勉強して柔道整復師の資格を取得し、ケガの応急処置の施術ができる技術を身につけました。

資格取得後に鎌ヶ谷や小岩や錦糸町などの接骨院で修行して腕を磨き、さまざまな経験や先生方との出会いがあり「自分も将来は一国一城の主人になりたい」という思いがフツフツと芽生えてきました。そして40歳で開業という目標を立て、一人で全部対応できるような施術家になりたいと思い、そのためには鍼灸やマッサージの国家資格も取得したいと思い、渋谷にある花田学園という鍼灸マッサージの専門学校に入り3年間勉強して国家試験をクリアして鍼灸師とマッサージ師の資格も取得して40歳の時に自由が丘で開業しました。自由が丘で5年やって今年から中目黒に引っ越してきました。
というのがざーーーっとの自分の歴史です。こんな人物がやっている鍼灸院です。よろしくお願いします。

※長年やっているのでいろいろ面白い興味深い話やネタはあるのですが、個人情報やらなんやらに細心の注意を払わないといけない時代なので文章書くにもめちゃ時間がかかるし頭を使うのでブログのネタ1つ書くのも大変だ、と思いました。

投稿者: kuginukisekkotuin

柔道整復師・鍼灸師・あマ指師です。

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